里親制度は、児童福祉法に定められた制度です。
こどもが健やかに育つためには、温かい愛情に包まれ、安定した家庭環境の中で育まれることが大切です。しかし、さまざまな事情により、家庭で暮らせない子ども達がいます。里親制度とは、そのような子どもたちを家庭に迎え入れ、子どもへの理解を持って健やかに養育する制度です。

里親の種類(川崎市)

  • 養育里親
    社会的養護が必要な子どもを、その子どもにとって必要な期間、家庭に迎え入れて養育をする里親を「養育里親」といいます。
    ●委託される子どもは0歳~18歳まで。
    ●委託される期間は、数日~数年まで。
    ●児童相談所が一度に委託する子どもの人数は4人まで。
    ●問い合わせ先 
     ⇒ NPO法人キーアセット(https://keyassetsnpo-kawasaki.jp/)
     ⇒ 電話:044-948-9146
  • 養子縁組里親
    何らかの事情により実親が育てることができず、親を必要とする子どもを特別養子縁組を前提として育ててくださる里親を「養子縁組里親」といいます。
    ●夫婦での登録が必要です。
    ●問い合わせ先 
     ⇒ かわさき里親支援センターさくら(https://satooya-sakura.com/)
     ⇒ 電話:044-949-3108
  • ふるさと里親
    児童福祉法に定める里親とは異なる、川崎市独自の制度です。児童養護施設などで生活する子どものうち、親との交流や外泊が少ない子どもを、夏休みなどの長期休暇を利用してふるさと里親に委託します。家庭的な雰囲気を体験してもらうことで、子どもの福祉を増進したり、里親委託の促進及び、里親制度の理解促進を図ることを目的としています。
    ●問い合わせ先 
     川崎区・幸区・中原区にお住まいの方
      ⇒ こども家庭センター(中央児童相談所) 044-542-1234
     高津区・宮前区にお住まいの方
      ⇒ 中部児童相談所 044-877-8111
     多摩区・麻生区にお住まいの方
      ⇒ 北部児童相談所 044-931-4300

※専門里親、親族里親についてのお問合せも「ふるさと里親」と同じです。

里親制度のこと、もっと知るなら

厚生労働省のページhttps://www.mhlw.go.jp/houdou_kouhou/kouhou_shuppan/magazine/2016/10_02.html
川崎市のページhttps://www.city.kawasaki.jp/450/page/0000125027.html
公益財団法人 全国里親会のページhttps://www.zensato.or.jp/
川崎市あゆみの会のページhttps://ayuminokai.com/

Q&A ・・・ よくある質問コーナーです。

Q1:共働きでもいいの?

A1:共働きでも登録は可能です。ただし、子どもとの交流がスタートする際には、子どもの都合を優先させていただきますので、お仕事の調整をお願いすることがあります。

Q2:単身者でも登録できるの?

A2:養子縁組里親は、単身者では登録できません。また、事実婚の場合も登録はできません。

Q3:養育里親と養子縁組里親は両方登録できますか?

A3:川崎市では両方の登録が可能です。ただし、最初の登録はどちらか一方での登録しかできません。その後、もう一方の種別への登録を希望する場合には、改めて申請書の提出や説明会の受講、研修、面接、訪問調査などが必要となります。

Q4:普通養子縁組を前提とした委託はありますか?

A4:児童相談所が行っている養子縁組里親の委託は、子どもの福祉を目的としているため、基本的に特別養子縁組を前提としています。普通養子縁組は家の跡継ぎを残すために作られた制度であり、児童相談所から普通養子縁組を前提としての紹介はありません。

Q5:認定基準に年収や部屋の広さは関係ありますか?

A5:関係あります。年収は一般的な生活水準を保てる程度。部屋の広さは、小学生以上のお子さんには個室が用意できる環境設定をお願いしています。

Q6:子どもが委託されるまでどれくらいかかりますか?

A6:ケースバイケースです。里親登録された年数や委託人数如何に問わず、お子さんの状況を優先して判断します。

Q7:川崎市外へ引っ越しを検討している場合、登録はできますか?

A7:基本的には、川崎市在住であることが条件となります。詳しくはお問い合わせください

※ 詳しくお知りになりたい方は、説明会(ご案内はこちら)へお越しください。